アナログ/ミックスドシグナル設計では、演算増幅器(Op-Amp)やコンパレータ、バッファなどの基本ブロックが多くの回路の構成要素となります。
これらの構成と動作原理を理解することは、ADC/DAC設計や電源制御などの応用回路へ進む上での基盤となります。
特徴 | 説明 |
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高ゲイン | 微小な差分入力でも大きな出力変化を生成 |
差動入力 | 2つの入力端子(Vin+ / Vin−)を持つ |
負帰還設計 | 安定動作や所望のゲイン制御に使用される |
主用途 | 電圧増幅、積分器、フィルタ、電圧フォロワ等 |
📌 基本構成
📎 設計指標
特徴 | 説明 |
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ゲイン1(ユニティ) | 入力をそのまま出力へコピー |
高入力インピーダンス | 信号源への負荷を軽減 |
低出力インピーダンス | 後段駆動能力を向上 |
主用途 | センサ出力、ADC入力、信号絶縁、レベルシフト後段など |
📎 Op-Amp+負帰還で構成される「ユニティゲイン構成」が代表例。
特徴 | 説明 |
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2つの入力電圧を比較 | Vin+ > Vin− ならHigh出力、逆ならLow出力 |
高速応答 | ゲインが高く、ヒステリシス制御可能 |
クロスオーバ判定 | ゼロクロス検出やしきい値超過判定に使用 |
主用途 | A/D変換、ゼロクロス検出、デジタル制御回路のトリガ等 |
📎 オペアンプに近いが、負帰還をかけない構成で設計される。
layout_considerations.md
:アナログレイアウトの設計注意点へ© 2025 Shinichi Samizo / MIT License