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⚡ LDMOS(Laterally Diffused MOS)


📘 概要

LDMOS(Laterally Diffused MOS)は、高電圧に対応するための特殊なMOSトランジスタ構造です。
ドレイン・ソース間の距離を横方向に拡張し、電界分布を制御することで、100V〜数百Vクラスの動作が可能となります。

主に以下の用途で活用されます:


🏗️ 構造と設計ポイント

GATE
│
┌────┬────────────┬────┐
│ P  │ Drift領域(低ドープN)│N+ D│
│Sub │─────────────────────┘
└────┘
 ← Lateral方向に拡散

📐 特性と設計パラメータ

項目 備考
耐圧範囲 30V〜700V(構造依存)
オン抵抗 Drift長に比例。低抵抗化にはセル配置工夫が必要
ゲート酸化膜 通常MOSより厚膜化(>10nm)で絶縁破壊防止
寄生トランジスタ 高電圧印加時のラッチアップ防止策が重要

🧪 実装上の注意点


📚 教材的意義


🔗 関連項目・章


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