Ricoh インクジェットヘッド技術（公開情報）
本ディレクトリでは、リコーが提供するインクジェットプリントヘッド技術について、公開可能な技術情報をもとに体系的に整理しています。
業務用印刷や産業応用において、高い信頼性・インク適合性を持つヘッド製品群を展開しています。
🧩 技術的特徴（公開情報ベース）
- ピエゾ方式ヘッド（PZTアクチュエータ）
- 圧電素子による機械的変位でインクを吐出
- Ricoh独自のアクチュエータ設計とチャンバ構成
- サイドシュート構造（Side-shooter）
- 吐出方向とインク供給経路を分離した構造
- インク流路の直線性と粒子対応性に優れる
- モジュール構成
- 1枚あたり数百ノズルのシングルチップ構成
- 複数枚での高密度アレイ化に対応
🏭 主な製品例（Web掲載情報より）
| 製品名 |
解像度 |
ノズル数 |
インク対応 |
用途例 |
| Ricoh MH5420 |
600dpi |
1280 |
UV／溶剤／オイル |
パッケージ印刷／産業用途 |
| Ricoh MH5421 |
600dpi |
1280 |
水性対応モデルあり |
商業印刷／ラベル |
| Ricoh MH5220 |
600dpi |
384 |
UV／溶剤／オイル |
小型印字機器 |
🔧 応用領域と適合性
- 商業印刷（チラシ／ラベル印刷など）
- 産業用途（パッケージ／装飾材／エレメントパターン形成）
- 高耐久・高精度ヘッドが要求される装置への組込み
- インク吐出安定性、ノズル配置精度、液体対応性などに優れる
📎 関連リンク
📚 参考資料
- Ricoh公式技術資料・カタログ（日本語・英語）
- Interpack展示資料（公開資料ベース）
- Journal of Imaging Science and Technology：一般原理参考
🚫 注意事項
- 本資料は公開情報に基づく技術整理であり、製品仕様書・機密技術情報とは異なります。
- ヘッドの内部構造・駆動波形・制御方式などは含んでおりません。