DRAM(Dynamic RAM)は、1ビットあたり1トランジスタ+1キャパシタで構成される揮発性メモリです。
高集積・低コストを実現できるため、PC・スマートフォン・組込み機器などの外部メモリ(メインメモリ)として広く採用されています。
ただし、キャパシタに保持される電荷は自然放電により失われるため、定期的なリフレッシュ動作が必要です。
WL
|
|
o ← アクセスFET
|
+------● キャパシタ
|
BL(ビット線)
項目 | 内容 |
---|---|
集積度 | 非常に高い(1T+1C) |
面積効率 | ◎(1ビットあたり最小) |
消費電力 | リフレッシュによる電力増あり |
速度 | SRAMより遅いが高帯域化技術で補完 |
揮発性 | 揮発性(電源断で全データ消失) |
種類 | 特徴 | 用途 |
---|---|---|
SDRAM | クロック同期、シンプル構成 | 組込み・旧型PCなど |
DDR / DDR2/3/4/5 | データ転送を高速化 | 汎用メインメモリ |
LPDDR系 | 低消費電力化、組込み用途向け | スマートフォン、モバイルSoC |
eDRAM | 組込みDRAM。SRAMより高密度 | キャッシュ用途(IBM系SoCなど) |
© 2025 Shinichi Samizo / MIT License