SRAM(Static RAM)は、高速で揮発性のメモリとして、SoC内部に組み込まれる主要なメモリ構成です。
DRAMのようにリフレッシュを必要とせず、6T構成セルで安定した保持が可能です。
主な用途には、キャッシュメモリ、レジスタファイル、ルックアップテーブル(LUT)などがあり、論理プロセス内に直接レイアウト可能な「組込みメモリ(embedded memory)」として広く使われています。
Q ——| |—— Q_bar
| |
P1 P2 ← PMOS
| |
——+——
|
N1
|
GND
※実際は2つのインバータが交差接続され、2つのアクセストランジスタが加わった6T構成
項目 | 内容 |
---|---|
保持性 | 電源ON中はデータ保持(リフレッシュ不要) |
面積 | DRAMより大きい(6T構成+アイソレーション) |
消費電力 | 書き込み時は比較的大きい、待機時は低消費 |
レイアウト | シンメトリ、対称性重視(ばらつき対策) |
スピード | 非常に高速(キャッシュレベル) |
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の形で接続メモリ種別 | 高速性 | 容量 | 面積効率 | 不揮発性 | 組込み性 |
---|---|---|---|---|---|
SRAM | ◎ | △ | △ | × | ◎ |
DRAM | ○ | ◎ | ◎ | × | △(外部) |
Flash | × | ◎ | ○ | ◎ | △ |
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