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3.2 トランジスタ構造の変化:STI・浅接合・LDD・サリサイド

CMOS技術は、微細化が進む中で、単なる寸法縮小では乗り越えられない物理的な限界に直面しました。
この節では、それを打開するために導入された構造上の革新技術を解説します。


📌 LOCOSからSTIへ:隔離構造の革新

▶ LOCOSの限界

▶ STI(Shallow Trench Isolation)の導入


🔋 浅接合技術とLDD(Lightly Doped Drain)

▶ 微細化に伴う接合深さの制約

▶ LDD構造の導入


⚙️ サリサイド(Self-Aligned Silicide)形成

▶ サリサイドとは?

▶ 目的と効果


🧠 図解イメージ(別途追加)


📎 教育的補足

項目 設計への影響
STI N+とP+間距離、ウェル間距離ルールに反映
LDD 高速動作と信頼性(HCI)トレードオフの理解
サリサイド コンタクトレジスト制限、レイアウト密度の許容幅

🧭 本節のまとめと次節への接続

👉 次節 3.3 では、AlからCuへの材料変化や、OPC、ハーフトーンなどのリソグラフィ対応について詳述します。