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2.3 真理値表と波形による論理動作の検証

本節では、論理回路の正しい動作を確認するための基本的な方法として、
真理値表(Truth Table)タイミング波形(Timing Diagram)を用いた検証方法を学びます。


🔹 真理値表の基本

組み合わせ回路は、すべての入力パターンに対して出力が一意に決まります。
その対応関係を一覧化したものが 真理値表 です。

例:2入力ANDゲート

A B Y = A・B
0 0 0
0 1 0
1 0 0
1 1 1

🔹 タイミング波形の読み方

例:同じANDゲートの波形例

図2.3-2:ANDゲートのタイミング波形例
![図2.3-2 ANDゲート波形](./images/chapter2_and_waveform.png)


🔹 波形から論理機能を読み取る訓練

以下の点を観察:

図2.3-3:XORゲートのタイミング波形(代表例)
![図2.3-3 XORゲート波形](./images/chapter2_xor_waveform.png)


🔹 実践:複数ゲートの組合せ

複雑な論理回路(例:XOR + AND)では、
中間信号を含めて真理値表と波形を設計・解析する必要があります。

図2.3-4:AND–XOR合成回路の波形
![図2.3-4 AND–XOR複合回路波形](./images/chapter2_and_xor_waveform.png)


✅ まとめ


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