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第4章:主要プレイヤーと国家戦略の動向

4.1 なぜ国家戦略に量子が重要視されるのか

量子技術は、計算・通信・暗号・センシングなど多方面にわたり、
安全保障・産業競争力・技術覇権に直結する「次世代基幹技術」として認識されています。

そのため各国は、量子半導体を単なるR&D対象ではなく、
国家戦略的資産として明確に位置付けています。


4.2 世界主要国の戦略動向

🇺🇸 アメリカ:国家量子イニシアチブ法(NQI)


🇨🇳 中国:量子優位性の実証と国家レベル投資


🇪🇺 EU:Quantum Flagship


🇯🇵 日本:研究強化中だが産業実装は課題


4.3 民間プレイヤーの戦略

企業 分野 特徴
Google 超伝導 Sycamoreによる量子優位性実証
IBM 超伝導 IBM Quantum、クラウド提供
Intel 量子ドット CMOS互換アプローチ
Microsoft トポロジカル 長期視点の実装を目指す
D-Wave アニーリング 特化型で商用化先行
IonQ イオントラップ 上場企業、クラウド連携推進
Rigetti 超伝導 小型量子チップの開発
NTT 光量子・通信 長距離量子暗号通信に強み

4.4 ファウンドリ構想と産業基盤の形成


4.5 本章まとめ


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