topics: [“設計思想”, “CAD”, “FreeCAD”, “LaTeX”, “Klayout”, “Git”]
本連載では、機械設計を起点に
設計を「コードを主語」に再構成するという考え方を扱ってきました。
最終回となる本稿では、
これらを 一段抽象化 し、次の問いに答えます。
Full Code 設計とは、結局何だったのか?
結論から述べます。
Full Code 設計とは、
成果物ではなく「生成元」を設計の一次情報源にする設計である
ここで言う生成元とは、
といった 記述そのもの を指します。
GUI、PDF、STEP、GDS は否定されません。
しかしそれらは 設計の本体ではない という立場を取ります。
多くの設計現場では、暗黙のうちに
が「正」として扱われます。
この構造では、
が 履歴として残りません。
設計変更は「作業」となり、
差分は 意味を失います。
分野は違っても、構造は同じです。
【生成元(コード)】
↓
【成果物(閲覧・製造用)】
例を挙げると:
設計変更は常に生成元に戻る
これが Full Code 設計の共通構造です。
生成元がコードであるとき、
はすべて テキスト差分 になります。
差分には、
を載せることができます。
これにより、
設計レビューが成立 します。
不要ではありません。
Full Code 設計は、
という点は強調しておく必要があります。
GUI は、
に非常に有効です。
重要なのは、
GUI 操作が設計の一次情報源にならないことです。
すべてをコードにする必要はありません。
までコード化すると、
設計は逆に壊れます。
重要なのは、
あとから理由を説明したい判断だけをコードに残す
という割り切りです。
実務では、次の問いで十分です。
YES であれば、
その設計は Full Code 設計です。
本連載で扱った内容は、
新しい技術ではありません。
多くの設計者が無意識に感じてきた違和感を、
構造として揃えただけです。
設計を
長期的に扱える資産へ。
そのための一つの整理として、
本連載が役に立てば幸いです。
Full Code Mechanical Design / 完