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機械設計の多くは GUI CAD を使って行われていますが、
「この設計をもう一度作れと言われたら面倒だな」
と感じたことはないでしょうか。
設計を再利用可能な資産として扱おうとすると、
GUI 操作だけに依存した設計には限界があります。
そこで本記事では、
GUI 操作ではなく コードとして設計を記述する
という考え方を紹介します。
この設計思想を
Full Code Mechanical Design と呼びます。
GUI CAD は形状を作るには非常に便利です。
一方で、設計意図や判断理由が残りにくいという側面もあります。
例えば、
といった情報は、
操作履歴やフィーチャツリーの中に埋もれがちです。
結果として、設計は
「その場限りの成果物」 になりやすく、
再利用や自動化が難しくなります。
設計をコードで書く、というと
「CAD を捨てるのか?」と思われるかもしれません。
しかし、ここで言うコード化とは、
CAD を否定することではありません。
ということです。
形状そのものではなく、
形状が生成されるルールを記述する
という発想になります。
Full Code Mechanical Design では、
という役割分担を取ります。
コードには、
がそのまま残ります。
そのため、
「なぜこの形状になっているのか」を
後から追うことができます。
GUI CAD とコード設計の違いを簡単に整理すると、
次のようになります。
| 観点 | GUI CAD | コード設計 |
|---|---|---|
| 再現性 | 人依存 | 高い |
| 差分管理 | 困難 | Git 等で可能 |
| 設計意図 | 残りにくい | 明示的 |
| 再利用 | 手作業 | パラメータ変更 |
特に「差分が取れる」という点は、
設計レビューや長期運用において
大きな意味を持ちます。
この考え方は、
すべての設計者に向いているわけではありません。
特に向いているのは、
です。
一方、単発・一品ものの設計では、
GUI CAD の方が速い場合もあります。
最初からすべてをコード化する必要はありません。
といった形で、
GUI CAD と併用しながら始めるのが現実的です。
設計をコードで書くという考え方は、
単なる効率化のための手法ではありません。
設計を
「その場限りの作業」から
再利用可能な知識資産へ変える
ための方法です。
GUI CAD を否定するのではなく、
その限界を補う手段として、
コード設計という選択肢を持っておく。
それだけで、
設計の自由度は大きく広がります。
本記事は、
設計をコード化するという考え方の整理を目的としています。
実装例や具体的な設計コード、
ライセンスの扱いについては、
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