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OpenLane は、
RTL から GDSII までを一気通貫で流せるオープンな ASIC 設計フローです。
ただし、最初の関門は常に「環境構築」です。
この記事では目的を明確に絞ります。
OpenLane を「理解する」前に、
まず一度“最後まで流す”
そのための OpenLane1(Docker ベース)環境構築を整理します。
OpenLane には大きく 2 系統があります。
本記事は OpenLane1 のみを扱います。
OpenLane1 の特徴は以下です。
👉 環境理解よりも、設計フロー理解を優先するための選択肢です。
再現性確保のため、以下を前提とします。
※ macOS / Linux ネイティブ構成でも動作しますが、
本記事では扱いません。
詳細手順は Microsoft 公式資料に従ってください。
ここが無効だと OpenLane は起動しません。
WSL2 上の Ubuntu で作業します。
cd ~
git clone https://github.com/The-OpenROAD-Project/OpenLane.git
cd OpenLane
make
必ず make test を実行してください。
make test
make test の意味が 一通り起動できるかを確認するためのテストです。
これが通らない場合、
その環境では OpenLane は使えません。
先に進まず、環境を見直してください。
テストが通ったら、サンプル設計を流します。
make mount
コンテナ内で:
cd designs/spm
flow.tcl -interactive
フローを最後まで流し、
runs/ 以下に GDS が生成されていることを確認します。
※ サンプル設計や手順は OpenLane のバージョンにより
変わる可能性があります。
詳細は公式 README を併せて確認してください。
OpenLane1 は、
という点で優れています。
OpenLane1 は EDA ツールではなく、
設計フローを一度「最後まで流す」ための教材です。
次の記事では、
なぜ OpenLane2 が別系統として存在するのか
を、設計思想の観点から整理します。
make test が通ることが最低条件まずは一周、流しましょう。