本フォルダでは、Sky130 PDK に含まれる MOS トランジスタの SPICE モデルを準備し、最小限の回路で動作確認を行います。
教育目的で ngspice を使用し、nMOS/pMOS の初期動作を可視化するところから始めます。
| ファイル名 | 内容 |
|---|---|
nfet_vgid.spice |
nfet_01v8 の Vg–Id 特性を得る最小回路例 |
pfet_vgid.spice |
pfet_01v8 の Vg–Id 特性を得る回路例 |
sky130_model_paths.inc |
.lib 定義を含む Sky130 PDK モデル参照ファイル |
run_check.sh |
ngspice による基本動作チェック用シェルスクリプト |
output/ |
.raw や .log 出力を格納（自動生成） |
Sky130 PDK をローカルに導入済みであること
例：~/pdks/sky130A/
ngspice がインストールされていること
推奨バージョン：ngspice-35 以降
.spice ファイルの準備Sky130 PDK に合わせて以下のように .lib パスを指定します：
.include "~/pdks/sky130A/libs.tech/ngspice/sky130.lib.spice"
.lib "~/pdks/sky130A/libs.tech/ngspice/sky130.lib.spice" tt
コマンドラインから以下を実行してください：
ngspice nfet_vgid.spice
output/ フォルダ内に .raw や .log が自動生成されます。
ngspice の内蔵グラフ表示機能で Vg–Id 特性を確認できます。02_plot_vgid/ にて実装。.log ファイルに Id–Vg のスイープデータが記録されます。.lib のコーナー条件は tt（typical-typical）を使用します。sky130_fd_pr__nfet_01v8 や pfet_01v8 を基本素子とします。.spice 回路は、以降の章で Python による自動制御対象となります。