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6.6 信頼性試験と製品出荷:長期安定性の確認と出荷管理

ファイナルテストを通過した製品に対しては、必要に応じて信頼性試験(Reliability Test)が実施される。
これにより、長期使用における動作安定性・耐環境性・寿命予測が確認され、最終的な出荷判定とトレーサビリティ管理が行われる。


🔬 信頼性試験の目的


🧪 主な信頼性試験と条件例

試験名 内容 代表的条件
バーンイン(Burn-in) 高温通電により初期故障を加速 125°C / 72時間、Vcc × 1.2倍 など
温度サイクル試験(TCT) -40°C〜125°Cを繰返し印加 500〜1000サイクル
高温保存試験(HTS) 高温中での静置耐性確認 150°C / 1000時間
高温高湿試験(HAST) 高温・高湿・高圧環境での腐食耐性 130°C / 85%RH / 96時間
はんだ耐熱試験 実装工程中の耐熱性評価 260°C / 10秒(JEDEC基準)

📦 出荷判定とトレーサビリティ


⚠️ 教材上の注意点


🧠 教育的意義