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Creo テンプレート仕様書:control_case_template.asm

■ 概要

このテンプレートは、制御回路やセンサモジュールを収納する筐体(ケース)構造を設計・アセンブリ演習するための基本モデルです。
ベース・カバーの2部品構成で、アセンブリ拘束(Mate, Align, Insert)や寸法連携を学べるように設計されています。
統合設計教材(AITL-H筐体など)や量産設計PoCにも展開可能です。


■ モデル仕様

項目 内容
モデル名 control_case_template.asm
モデル種別 Assembly(アセンブリ)
単位系 mmks(mm, kg, sec, N)
構成部品 case_base.prt, case_cover.prt
外形寸法(初期) 100 mm × 60 mm × 30 mm
ケース厚み 2 mm(カバー) / 3 mm(ベース)
ネジ穴 φ3.2 mm × 4(角部固定想定)
拘束方式 Mate / Align / Insert を使用
パラメータ共有 case_height, cover_thickness, hole_spacing
注釈 “このテンプレートは筐体構造の統合設計に使用されます”(Noteにて)

■ 作成手順(Creo)

🔹 case_base.prt(ベース部品)

  1. 新規作成 → Top面に 100×60 mm のスケッチを作成
  2. 押し出し高さ:27 mm(case_height
  3. 外壁厚み:3 mm(全体押し出し → Shell処理も可)
  4. 底部 or 側面に φ3.2 mm の穴 ×4(角部想定)
  5. パラメータ命名:base_length, base_width, case_height

🔹 case_cover.prt(カバー部品)

  1. 新規作成 → 同サイズスケッチ(100×60 mm)
  2. 押し出し厚み:2 mm(cover_thickness
  3. 嵌合用の段差 or 凸部を設計(ベースとの一致)
  4. 拘束のための基準面に Note を追加

🔹 control_case_template.asm(アセンブリ構成)

  1. case_base.prt を Default で挿入(基準)
  2. case_cover.prt を Mate(上下面)、Align(側面)で拘束
  3. 必要に応じて Insert(ネジ穴 ↔ 仮想ネジ)
  4. 寸法共有(高さ、ネジ位置)または Copy Geometry 使用

■ 使用例


■ 派生展開候補


■ 著作・利用条件

© EduMecha Project / 三溝真一(統合設計者)
このテンプレートは教育・研究目的において自由に使用・改変・再配布できます。