環境側面の管理と運用
2.1 環境側面とは
環境側面とは、組織の活動・製品・サービスが環境に与える影響を持つ要因のことです(例:エネルギー使用、廃棄物排出、騒音など)。
2.2 環境側面の抽出と評価手順
- 活動ごとの入力/出力を洗い出す
- 影響の大きさ・頻度・法的要求を考慮して評価
- 著しい環境側面を特定
評価マトリクス例(3×3)
活動 | 側面 | 影響 | 頻度 | 法的要求 | 総合評価 |
---|---|---|---|---|---|
加工 | 電力使用 | CO₂排出 | 中 | あり | 高 |
廃棄 | 溶剤廃液 | 水質汚染 | 高 | あり | 高 |
2.3 運用管理の適用例
- 定常状態:マニュアル、作業標準書に基づく運用
- 非定常状態:メンテナンスや異常時の特別手順
- アウトソース管理:委託先にも環境管理要求を明示
2.4 記録・更新
- 年1回の見直し
- 運用内容の記録様式(例:環境側面一覧、運用フロー)