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🎯 04. 目的推論と対話型制御

本節では、LLMの自然言語理解能力を活用して、
「目的そのものの認識・修正・計画分解」を行う知能的制御戦略について解説します。


🤔 目的推論とは?


🧠 LLMによる目的推論の役割

機能 内容
意図理解 「充電せよ」の裏にある目的(バッテリー低下)を推定
ゴール再構成 環境変化やユーザ指示で目的そのものを更新
サブゴール生成 「探索 → 発見 → 運搬 → 充電」などのステップ提案
対話制御 ユーザとの言語的インタラクションを通じた目標確認

💬 例:LLMによるゴール判断のプロンプト

prompt = '''
あなたはロボットの知能制御モジュールです。
現在の状態は「移動中」、目の前に障害物があります。
目的は「最短で充電地点に到達する」。
最適な行動は?
'''
response = chatgpt_respond(prompt)
 返答:「障害物を回避し最短経路を再計算して移動してください。」

📘 実装概要(agent構造)

class GoalReasoningAgent:
    def __init__(self):
        self.goal = "探索"
    def update_goal(self, observation_text):
        prompt = f"現在の目的は「{self.goal}」。状況:{observation_text}。次の目的は?"
        self.goal = chatgpt_respond(prompt)

🔄 FSMとの接続


🧠 AITL構想における知性層の展開


🔚 まとめ

📁 次は:fsm_pid_llm_sim.py にて3層統合制御を実装します。