本節では、LLMの自然言語理解能力を活用して、
「目的そのものの認識・修正・計画分解」を行う知能的制御戦略について解説します。
機能 | 内容 |
---|---|
意図理解 | 「充電せよ」の裏にある目的(バッテリー低下)を推定 |
ゴール再構成 | 環境変化やユーザ指示で目的そのものを更新 |
サブゴール生成 | 「探索 → 発見 → 運搬 → 充電」などのステップ提案 |
対話制御 | ユーザとの言語的インタラクションを通じた目標確認 |
prompt = '''
あなたはロボットの知能制御モジュールです。
現在の状態は「移動中」、目の前に障害物があります。
目的は「最短で充電地点に到達する」。
最適な行動は?
'''
response = chatgpt_respond(prompt)
→ 返答:「障害物を回避し、最短経路を再計算して移動してください。」
class GoalReasoningAgent:
def __init__(self):
self.goal = "探索"
def update_goal(self, observation_text):
prompt = f"現在の目的は「{self.goal}」。状況:{observation_text}。次の目的は?"
self.goal = chatgpt_respond(prompt)
📁 次は:fsm_pid_llm_sim.py
にて3層統合制御を実装します。