第14章:投資判断のワークショップ
Chapter 14: Investment Decision Workshop Using ChatGPT
14.1 目的:知識を「判断力」に変える
- これまで学んだ内容(ETF分析、企業比較、銘柄リスト)をもとに、実際の判断プロセスを体験する
- ChatGPTテンプレートを活用し、「自分の投資理由を言語化する」ことを目指す
14.2 ワークの手順(ステップ形式)
ステップ | 内容 | 使用ツール |
---|---|---|
① 銘柄を選ぶ | 興味ある分野・ETFから1〜3社ピックアップ | ChatGPT/ETF公式ページ |
② 情報を集める | 事業内容・財務・競争優位・将来性など | IR資料/ChatGPT/ニュース |
③ 比較・評価する | 複数銘柄を表にまとめて比較 | ChatGPT+Markdown表 |
④ 判断を言語化する | 「なぜ投資したいか/しないか」を自分の言葉で書く | ChatGPTプロンプト/メモアプリ |
14.3 ChatGPTテンプレート例(判断プロンプト)
# プロンプト例:
「以下の3社について、投資判断を行うために、
①強み ②弱み ③将来性 ④懸念点 を表形式でまとめ、
最後に『どの銘柄に投資したいか』という結論とその理由を明確に書いてください。」
企業リスト:NVIDIA, AMD, ASML
✅ ChatGPTは「言語化のサポート」として使い、自分の意志を補完する形が理想
14.4 出力の活用例(結論まで整理)
項目 | NVIDIA | AMD | ASML |
---|---|---|---|
強み | AI特化、高利益体質 | コスパ、柔軟性 | EUV技術の独占 |
弱み | 競争激化、価格高 | 粗利低め | 顧客依存(TSMCなど) |
将来性 | AI・自動運転拡大 | クラウド向け成長 | 次世代露光技術 |
懸念点 | 株価高騰 | 市場シェア不安 | 装置価格・景気依存 |
✅ 結論:NVIDIAに最も期待している。
AI分野の拡大と技術優位が明確。価格は高いが中長期で見れば成長力に魅力あり。
14.5 このワークの効果
- 投資を「人任せ」にせず、自分で納得して判断できるようになる
- ChatGPTで「判断の型」を身につけることで、他の銘柄にも応用可能
- 情報過多の中でも、自分の軸を持った投資ができるようになる
14.6 まとめ
- ChatGPTは「自分の考えを整理し、深掘りする」ツール
- 銘柄比較や理由の言語化により、投資の意思決定力が育つ
- 今後は、自分のリストやワークを定期的に見直すことで、「知識から行動へ」つなげていこう
✅ 第2部 完了:お疲れさまでした!
🔁 必要に応じて、特定の章に戻って復習したり、実践用テンプレート(/templates/
)を活用してください。