第13章:自分だけの銘柄リストを作る
Chapter 13: Build Your Own Stock Watchlist
13.1 なぜ「自分で選ぶ」ことが重要なのか?
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投資の最終判断は「自分で納得できること」が大切
→ 他人のおすすめではなく、自分で理解した銘柄に投資する方が継続しやすい -
ChatGPTやETFは入り口にすぎない
→ 最終的には「自分なりの基準」で選別しよう
13.2 銘柄リスト作成の観点(分類例)
観点 | 内容 |
---|---|
成長性 | 売上・利益の拡大が続く企業か |
安定性 | 業績がブレにくく、財務健全か |
将来性 | 新しい市場・技術に挑戦しているか |
配当性 | 安定した配当を出しているか |
好感度 | 応援したくなるビジネスか/理念が合うか |
→ 自分が重視したい項目で分類すればOK
13.3 リストの形式(テンプレート例)
# 自分の注目銘柄リスト(例)
| 銘柄名 | ティッカー | セクター | 注目理由 | 優先度 |
|--------|------------|----------|----------|--------|
| NVIDIA | NVDA | 半導体 | AI特化/高成長 | ★★★★★ |
| Tesla | TSLA | EV | 技術革新力/ビジョン | ★★★★☆ |
| ASML | ASML | 半導体装置 | EUV技術の独占 | ★★★★☆ |
| Microsoft | MSFT | IT・クラウド | 安定収益/AI拡大 | ★★★★☆ |
| First Solar | FSLR | クリーンエネルギー | 米国再エネ政策と連動 | ★★★☆☆ |
✅ 星の数(優先度)は自分の好みで調整 ✅ 理由欄には「自分の言葉」で書くのがポイント
13.4 ChatGPT活用プロンプト例
# プロンプト例1:
「クリーンエネルギー関連の米国企業で、売上成長率が高く注目されている企業を3つ挙げてください」
# プロンプト例2:
「以下の企業について、セクター・収益性・今後の注目ポイントを表にしてください:NVIDIA, AMD, ASML」
13.5 リストは「更新する」ことが前提
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市場は常に動いている
→ 半年前の注目銘柄が、今も魅力的とは限らない -
定期的に「追加・入れ替え・削除」して、生きたポートフォリオリストにする
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ChatGPTやニュース、IR情報を継続的に確認しよう
13.6 まとめ
- 自分の投資方針に合った銘柄リストを持つことは、「情報に流されないための盾」
- ChatGPT+表形式+主観コメントの組み合わせで、「あなた専用のリスト」が作れる
- 次章では、実際にChatGPTテンプレートを使った投資判断ワークショップを行う
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