第10章:ETFで銘柄を逆引きする
Chapter 10: Reverse Lookup of Stocks via ETFs
10.1 ETFとは?
- ETF(上場投資信託)は、複数の企業に分散投資できるパッケージ商品。
- 株式と同じように市場で売買でき、コストが安く初心者にも人気。
- テーマ別ETF(例:AI、半導体、クリーンエネルギーなど)は、「分野ごとの有望企業リスト」としても活用できる。
10.2 逆引きとは?
- 「このETFに入っている企業はどこ?」という視点で、ETFから構成銘柄を抽出する手法。
- 銘柄選びに自信がなくても、「テーマETFの中身を見る」ことで、プロが選んだ企業候補をリストアップできる。
10.3 有名なテーマ型ETFと構成例
ETFコード | 分野 | 主な構成企業(上位3〜5社) |
---|---|---|
QQQ | 米国テック全般 | Apple, Microsoft, NVIDIA, Amazon, Meta |
SOXX | 半導体 | Broadcom, NVIDIA, AMD, Intel, ASML |
BOTZ | ロボティクス・AI | Keyence, Nvidia, Intuitive Surgical |
ICLN | クリーンエネルギー | Enphase, First Solar, SolarEdge |
ARKK | 破壊的イノベーション | Tesla, Roku, Zoom, Coinbase |
✅ 各ETFの公式ページ(BlackRock/GlobalX/ARKなど)で構成銘柄と比率を確認可能
10.4 ChatGPTでの逆引き活用例
# プロンプト例:
「ETF 'SOXX' に含まれる上位10社の企業名と事業内容を表形式で教えてください」
• ChatGPTは、ETFの中身の可視化、企業間の比較、リスク要素の整理に役立つ。
• 公式サイトのデータと合わせて使うと、**「構成の背景理解」**にもつながる。
10.5 初心者が使いやすいETF調査サイト
サイト名 | 特徴 |
---|---|
ETF.com | 海外ETF情報が豊富(英語)。構成銘柄・手数料・リターンなど確認可能 |
モーニングスター | 日本語対応でETFと投資信託を横断検索可能。初心者向けのコラムも豊富 |
各ETF公式サイト(BlackRock, GlobalX, ARK など) | 正確な構成比率、リバランス履歴、テーマ解説が確認可能。 |
10.6 ETFからの銘柄選定の進め方(ステップ)
- 興味ある分野を決める(例:AI、半導体、クリーンエネルギー)
- 関連ETFを調べ、構成銘柄をリストアップ
- ChatGPTなどで企業の事業内容や強みを調査
- 自分の目的に合う銘柄を深掘りしていく(次章へ)
10.7 まとめ
- ETFは「テーマごとの銘柄の宝庫」
- 逆引きで構成企業を知ることで、個別銘柄への理解が一気に深まる
- ChatGPTを活用すれば、初心者でも効率よく企業研究ができる
📌 次章:銘柄を深掘りする(Chapter 11)へ進む